診療設備・医療機器 ~歯科~

犬や猫はほとんどむし歯にはなりません。

ですが、歯垢や歯石の付着により歯周病になってしまいます。

歯周病により口臭がひどくなり、歯が抜けてしまう場合や頬が腫れたり、あごの骨が融解して骨折したり、歯周病菌の播種によって内臓疾患がおこり病気になることもあります。

また、牛骨やヒヅメを与えている場合には、歯が割れたり(エナメル破折)欠けたり、摩耗(咬耗)してしまうことも多く、歯を削って詰めものをする保存修復も行いますが、多くの場合には抜歯が必要となります。(牛骨やヒヅメ、硬いおもちゃなどは推奨されません)

猫では難治性の歯肉炎や口内炎も多く、抜歯や薬剤による治療が必要となります。

超音波スケーラー

オサダエナック10WV(OSADA)

歯医者さんでおなじみ、超音波振動により歯石を除去する機器です。特殊なチップにより抜歯時にも使用します。

歯科用マイクロモーター

VIVAMATE G5/VIVAsupport 2(NSK) 

内部注水式LEDマイクロモーターと注水・排唾システムがセットになった歯科ユニットです。歯の切削や歯石除去後のポリッシング(研磨)を行います。歯科治療において、ただ歯石を取るだけでは意味がありません。歯面の研磨と歯周ポケットの治療を必ず行います。

Ti-Max X95L 増速1:5(NSK)

FX57 減速4:1(NSK)

 

歯科用器具/保存歯科器具(B. Braun Aesculap 他)

歯科で用いる器具です。歯石を取ったり、歯周ポケットの治療をしたり、抜歯や切削したところを充填するための器具をそろえています。状況によりレーザーを用いた歯肉炎の治療やメスを用いての外科的な抜歯、歯の神経を治療する歯内療法を行います。