診療設備・医療機器 ~眼科~

眼科機器について御紹介します。

『目が赤い』『目が白い』『目が開きづらい』『涙が多い』など、毎日わんちゃんやネコちゃんのお顔を見ている飼い主様が、早期に目の異常を発見されることも多いです。

診断の遅れは失明につながる恐れもあるため、一次診療では、より正確な初期診断が必要となります。

目は内科の診察にも重要です。高血圧や糖尿病などの疾患や黄疸の指標にもなります。ときには神経の異常も確認できます。『目が見えない』。実は目の異常ではなく脳炎や腫瘍などの場合もあります。

こころ動物病院では、目は大切な『一つの臓器(器官)』ととらえ、一次診療において行うべき眼科検査に対応できるように眼科機器の充実を図っています。(当院では対応できない専門性の高いあるいは難易度の高い処置、手術は専門医をご紹介いたします)

犬では生まれつき、あるいは将来的に視覚の異常をおこす遺伝性の疾患も多く認められます。また、犬種によってなりやすい目の病気もあります。

犬種により下記の機器を用いた『目の健康診断』も行っております。

 

眼科機器 スクリーニング

眼科スクリーニング検査の機器です。

エグザミネーションランプ 3.5(HEINE)

フィノフ氏トランスイルミネーター(HEINE)

ベータ200 直像鏡(HEINE)

HSL150 ハンドヘルドスリットランプ(HEINE)

倒像鏡A.R.非球面レンズ(HEINE)

 

眼科機器 スリットランプ

 双眼スリットランプ SL-17 カメラ付き(KOWA)

角膜、前房、虹彩、水晶体など前眼部の精密な検査、撮影に使用します。撮影された画像は電子カルテ内に保管されます。専門医への相談や治療経過を確認することが可能です。

眼科機器 眼底カメラ

Clear View(Meni-one)

目の奥の眼底部の検査、撮影に使用します。撮影された画像は電子カルテ内に保管されます。専門医への相談や治療経過を確認することが可能です。

眼科機器 眼圧計

トノベット(ICARE FINLAND)

緑内障やブドウ膜炎の診断やその治療経過をみるための重要な検査です。

眼科機器 網膜スクリーニング

アイリスベットメラン100

網膜のスクリーニング検査を行います。目の異常である突発性後天性網膜変性(SARDS)や遺伝性網膜変性と、 神経に異常のある視神経炎や髄膜炎、下垂体腫瘍や眼交叉腫瘍などの鑑別診断に使用します。