5月2017

診療設備・医療機器 ~入院/ICU/ER~

病状により入院治療が必要となる患者様もいらっしゃいます。

入院中は獣医師および看護師が全身状態(体温、呼吸状態、飲水量および尿量や便の状態など)を確認し、病状および必要なカロリー摂取量に応じた適切なお食事の給仕を行い、衛生的かつ適切な治療を行います。

 

入院室

患者様が入院するお部屋です。ステンレス製なので少し寒々しい感じもしますが、室内を消毒管理し衛生的に使用することができます。入院時にはきれいに洗濯されたタオルや毛布、クッションなどが設置され快適に過ごせます。大型犬対応の2部屋と小型犬および猫対応の5部屋、ICU室があります。

小動物用ICU装置 Dear M10(FUKUDA M.E)

ICU装置です。酸素濃度や室温、湿度が適正に管理されており、常にスタッフが室内を確認できるようになっています。心不全の患者様や重篤な患者様のお部屋です。

点滴装置  TOP-220V/TOP-221V(TOP) TE-131/TE-171(TERUMO)

30kg以上の大型犬や数kgの小型犬、老猫や子猫。。。治療する患者様は様々です。体重や年齢、治療状況により適切な点滴速度は異なります。点滴装置により厳密に点滴管理を行います。

シリンジポンプ  TOP-5500(TOP)

微量点滴装置です。微量な薬の投与や数カ月に満たない小さな患者様への点滴に使用します。

輸血対応点滴装置  TE-171(TERUMO)

輸血用の点滴装置です。通常の点滴装置では赤血球が壊れてしまうので『輸血対応の装置』を用います。体重や年齢、治療状況により適切な輸血量及び輸血速度は異なります。当院では輸血を厳密に管理しています。

~・~・ ~・~・ ~・~・ ~・~・

入院中は適切な治療を行いますが、ときには治療に反応せず急変して心肺停止状態になってしまったり、緊急状態で来院される患者様もいらっしゃいます。当院の獣医師および看護師は心肺停止時の心肺蘇生(CPR)アルゴリズムに準じて救命率の向上に努めています。

 

除細動器 デフィブリレータ TEC-5600 カルジオライフ(日本光電)

心肺蘇生時に使用する機械です。医療ドラマなどで出てくる心停止の時にパッドを胸に当てて『ドン』とする機械です。心室細動や無脈性心室頻拍が見られた場合に使用します。

骨内医薬品注入キットBIG-P18G(日本光電)

心停止、ショック状態、多発性外傷、重度熱傷、その他の重篤症状において、末梢静脈を使って輸液ルートを確保できない場合でも、迅速に骨髄内輸液ルートを確保し、輸液・薬剤の投与が可能です。

6月のお知らせ

花盛りの札幌です。

桜の時期もあっという間、もう散り始めてきました。

急に気温が上がり、体調を崩す子が多いですので

注意してみてみましょう。

また、気温も上がってきて、マダニの活動が活発になっているようです。

マダニ被害のわんちゃんが続出しています。注意して下さい。

さて、6月のお知らせです。

6月4日(日) 午後休診 (セミナー参加の為)

 

ご不便おかけいたしますが、宜しくお願い致します。

DSCF4777 (480x640)

花より団子のノエルです♪